HIVの初期症状とウインドウピリオド
HIV感染後の初期症状
人はウイルスに感染するとなんらかの症状を発症します。
インフルエンザを例に挙げると、インフルエンザウイルスに感染したときの症状は人それぞれで症状が重い人もいれば軽い人もいます。さらにもっと言えば、インフルエンザウイルスに感染しているにも関わらず全く症状がない人という強者だって(稀に)います。
HIVウイルスも例外ではなく、感染初期には症状が出ることがありますが、初期症状も人それぞれなのです。
代表的なものとしては以下のようなものがあります。
- 風邪のような症状(頭痛や咳、痰、のどの痛みなど)
- インフルエンザのような高熱が数日間続く
- 首周りや脇の下、太ももの付け根のリンパの腫れやしこり
- 全身の倦怠感や筋肉の痛み
- 痒みを伴う赤い発疹ができる
HIVウイルスは血液中で増殖し全身に運ばれますので、以下のような初期症状が現れます。HIVウイルスが体内に侵入すると、特に感染後2週間~8週間の期間は体内でHIVウイルスが爆発的に増殖していきます。(この時期を急性感染期という)
この時、身体はHIVウイルスと戦うため、HIVウイルスの抗体を必死に作ります。個人差がありますが、HIV抗体が必要数体内に作られるまでに8週間~12週間かかると言われ、それまでの期間にこのような初期症状が現れるわけです。
また、これらの初期症状の特徴としては、原因がHIVウイルスによるものなので当然薬を飲んでも治らないということと、数日間(長い場合は数週間)続くということです。
HIV検査をしても陽性が出ない期間(ウインドウ期間)
HIV感染を検査するには、HIVウイルス抗体があるかどうかを確認します。
先ほども少し触れましたが、感染後4週間頃からHIV抗体は作り始められ、感染から8週間後~12週間すると必要数の抗体が体内に作られます。(個人差があります)
検査ではHIV抗体をチェックしますので、当然HIV抗体の数が多いほうが有利(誤診断が少ない)となります。逆にHIV抗体の数が少ない時点で検査をすると、感染しているにも関わらずHIV抗体の数が足りなくて陰性と判断される(誤診断の)可能性があります。
この『HIV検査をしても陽性が出ない期間』をウインドウ期間やウインドウピリオドと呼びます。この時期での検査は各個人のHIV抗体数に左右されますので100%の信頼性はありません。
HIV検査を行う上で重要なことは、このウインドウ期間(ウインドウピリオド)が終わる12週間(約3ヶ月)後以降に検査をするということです。
感染後12週間が経過していれば、全ての人においてHIV抗体の数は検査に支障がない数に達しているため、検査結果は100%信頼していいことになります。
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