毎年増え続ける国内感染者数
現状のHIV新規感染者数・エイズ新規患者数
HIV・エイズの最新動向はエイズ予防情報ネット(API-Net)で調べることができます。
(↓ 以下グラフ:日本国内の新規報告数 ↓)
日本国内のHIV新規感染者数は2008年をピークに若干減少傾向になっているのが分かります。
日本は先進国でありながら、2008年まではHIV新規感染者数が年々増加していました。ようやく新規感染者数の増加が止まり、若干歯止めがかかった感があります。(それでも年間で1,000人を超えているのですが・・・)
またAPI-Netの情報によると、2013年11月現在では、2013年のHIV新規感染者数は去年とほぼ変わらず横ばい傾向のようです。
2012年の報告数が、HIV感染者・エイズ患者を合わせて 1,449件 ですので、2013年もこれと近い数字に落ち着きそうな予感です。
さらにHIV新規感染者数を世界で見ると、2001年の340万人以降年々減少傾向ですが、それでも2012年の新規HIV感染者は 230万人にも上ります。
世界の中では日本の新規感染者数は少ないように思えますが、人口が少ないのであまり比較にはなりません。日本国内でどう変化しているのかを捉えたほうがよいようです。
しかしこの数字から一つ言えるのは、海外では日本を越えるHIV感染のリスク(危険性)があるということ。海外への旅行や出張時、海外の風俗利用は特に慎重になるべきです。
感染経路の9割は性行為
HIVの感染経路は9割が性行為(内訳は同姓間:78%、異性間:12%)です。男性同士の性行為がほとんどを占めており、性別で見ても男性がHIV感染者全体の9割を占めます。
男性の方が感染者数が多い理由は2つ。
1つはアナルセックスは出血を伴うことが多く感染しやすいということ。もう1つは女性より男性の方がHIV検査を多く受けているということです。
男性の方が思い当たる節が多いのでしょうか (^。^;) 性欲は男性のほうが強い傾向があるので、これは仕方のない事かもしれません。
年々感染者数は増えていく
このように国内でも新規HIV感染者数は年々報告されており、累計のHIV陽性者数は増え続けています。
(↓ 以下グラフ:日本国内の累積報告数 ↓)
2012年末で日本国内の累積HIV感染者・エイズ患者数は以下のようになっています。
- HIVの累積感染報告者数 : 14,706人
- エイズの累積患者報告者数 : 7,009人
この数字はあくまでHIV検査を実施した人の集計でしかありません。
エイズ患者数については、エイズ症状が出てから病院へ行くためほとんど漏れなく計上されているはずですが、HIV感染者数については、この数字は氷山の一角です。
HIVは感染しても自覚症状が出にくく、感染していることに気付きません。検査をしない限り感染していることを知る術(すべ)がないのです。
私は大丈夫、感染していない!
人は皆、このような根拠のない自信を持ち、現実から目を背けようとします。日本国内ではよほどHIVのことを気に掛けている人でなければ進んで検査を実施しようとしないのが現状です。
この辺が先進国でありながら、HIV感染者数が増加をしている原因にあたるのでないでしょうか?もう少し性感染症のことをオープンに考え、話し合える環境が必要ですね。
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