都道府県別と年齢別に見る感染者数
HIV感染症はマラリヤや結核と並び、世界的に重大な感染症の1つとされています。
日本国内の都道府県では、東京・大阪・名古屋の3大都市が全体の70%~80%以上を占め(2012年では83%をも占めています)、新規HIV感染者は 毎年1,000件以上も確認されつづけています。
今のまま何も対策を講じなければ、この増加は今後も益々続いていくことでしょう。
地域全体の合計としては増えていますが、都道府県別に感染者数を見た場合はどうでしょうか?トップ15の都道府県を見てみることにします。
(↓ 以下グラフ:2012年度の地域別感染報告数 TOP12位 ↓)
都道府県 | HIV新規感染 | HIV累計 | エイズ新規感染 | エイズ累計 |
---|---|---|---|---|
東京都 | 372 人 | 5,539 人 | 92 人 | 1,750 人 |
大阪府 | 124 人 | 1,794 人 | 56 人 | 582 人 |
愛知県 | 79 人 | 863 人 | 40 人 | 441 人 |
神奈川県 | 66 人 | 1,001 人 | 34 人 | 504 人 |
福岡県 | 43 人 | 342 人 | 17 人 | 165 人 |
千葉県 | 29 人 | 657 人 | 24 人 | 449 人 |
兵庫県 | 27 人 | 310 人 | 18 人 | 175 人 |
埼玉県 | 25 人 | 426 人 | 17 人 | 294 人 |
北海道 | 20 人 | 193 人 | 7 人 | 122 人 |
静岡県 | 17 人 | 350 人 | 12 人 | 171 人 |
茨城県 | 16 人 | 488 人 | 9 人 | 298 人 |
沖縄県 | 12 人 | 149 人 | 7 人 | 82 人 |
この全国都道府県別の集計結果を見ると、日本国内のHIV感染者数は各自治体によってかなり差があることが分かります。
また、やはり冒頭でも紹介したように東京都と大阪府、愛知県(名古屋)の3大都市での感染者数が多いです。
少しびっくりしたのは、沖縄も意外とHIV・エイズ感染者が多いということです。見事12位にランクインしていますね。
3大都市に関しては人口が多いので感染者数が多くなるのは当然と言えば当然ですが、それだけ性に対してオープンになっている地域(風俗や出会い系なども含めて)だということは間違いありません。
年齢別のHIV感染者数
次に、年齢別のHIV感染者数を見てみます。
(↓ 以下グラフ:2012年度の年齢別感染報告数 ↓)
年齢 | HIV新規感染 | HIV累計 | エイズ新規感染 | エイズ累計 |
---|---|---|---|---|
~10歳 | 0 人 | 35 人 | 0 人 | 16 人 |
10歳~ | 17 人 | 274 人 | 1 人 | 12 人 |
20歳~ | 289 人 | 4,995 人 | 47 人 | 813 人 |
30歳~ | 264 人 | 5,233 人 | 120 人 | 2,183 人 |
40歳~ | 216 人 | 2,416 人 | 142 人 | 1,778 人 |
50歳~ | 74 人 | 1,167 人 | 81 人 | 1,263 人 |
60歳~ | 42 人 | - | 56 人 | - |
HIV感染症と言えば、10代・20代の若い世代の病気だと思っているかも知れませんが、実は若い世代だけの感染ではありません。
上記グラフを見て分かるように、最も感染者数が多いのは20代~30代です。しかし、40代以上(50代・60代)での感染者が居ないかというとそうでもありません。
特に年齢層が高い年代では、体調がおかしくて病院へ行ったら既にエイズを発症していた(上記グラフのエイズ感染者)という最悪のケースが多いようです。これは、この世代の方が正しい性教育を受けておらずHIVを理解していない結果であると言えます。
それに対し若い世代ではHIVのことを多少は理解しているようで、いきなりエイズを発症するケースは少ないようです。行為後に心配になりHIV検査を受ける方が多いのでしょう。
頭ではHIV(エイズ)は恐ろしい病気と知りながらも、本能の誘惑には勝てなかったというパターンでしょうか。
いずれにせよ、HIV(エイズ)感染者はどの年齢層にもまんべんなく発生しているということをきちんと知っておく必要があります。
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