HIV(エイズ)感染を疑ってみる
HIV感染症は早期に治療することが大切だということは説明しました。
■ 早期治療の重要性はこちらの記事にまとめています。
→ 手遅れにならない為の早期治療
HIVウイルスに感染すると、一時的にウイルスが増加し体内の免疫細胞数が減少します。
このときに初期症状(急性HIV感染症状)が現れるわけですが、インフルエンザなどのウイルス感染症の症状と似たような症状であるため、一般の病院にかかってしまうケースが多くなります。
よほどHIV(エイズ)感染を意識していない限り、いきなり性病科を受診することはまず考えられません・・・
そしてこの初期症状(急性HIV感染症状)は何もしなくても自然と治まります。
ここが重要で、初期症状(急性HIV感染症状)でHIV(エイズ)感染を疑うことが出来なければ、
「あーやっぱりインフルエンザだったかな・・・」
「なんかウイルス性の風邪だったかな・・・」
こんな感じでやり過ごしてしまい、そのまま体内でHIVウイルスが増殖し続けることになってしまいます。
そしてHIVウイルスが増殖し続ければ、やがて体内の免疫細胞が減少しある日、日和見感染症を発症することとなります。
自分でHIV(エイズ)感染を疑ってみる
日常生活を送っているだけでは、HIV(エイズ)感染を検査する機会は
- 入院前、手術前、内視鏡前、妊娠検診での検査
- エイズ指標疾患を発症してからの検査
このくらいしかありません。
入院前や手術前、内視鏡前の検査は人生にそう何度もあるわけではありません。まして妊娠検査なんて男性には無縁です・・・
「エイズ指標疾患を発症してからの検査」では軽度の免疫低下による帯状疱疹や口腔内カンジダなどがほとんどですが、エイズ指標疾患を発症してからHIV感染が発覚した場合、下手をすれば手遅れになってしまいますので刻一刻を争うことにもなり兼ねません。
やはり、特定のパートナー以外との不安な性行為があるならば、まずHIV(エイズ)感染を疑うことが重要です。医療機関・保健所や検査キットを利用し自ら検査を実施すれば早期治療に繋がるのですから。
無症候期での”気付き”
初期症状(急性HIV感染症状)でHIV(エイズ)感染を疑うことがなければ、自然に症状は治まり、そのまま無症候期へと移行してしまいます。
無症候期になるとその名の通り、自覚できる症状が全く現れなくなります。
この時期でHIV(エイズ)感染を判断するためには、やはり自らの検査しかありません。
そして既往歴(過去・現在の性感染症感染)があれば、それも重要な”気付きけるチャンス”です。
梅毒やクラミジアなどといった他の性感染症に感染した経緯があるか、現在感染している可能性はないか、などを考えると、HIV(エイズ)に感染している確率があることを改めて考える”きっかけ”になるからです。
自覚症状がないからといって安心できるわけではなく、自らHIV(エイズ)検査を実施することが重要だということを知っておきましょう。
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