病院の医療体制
日本国内では、HIV感染症の治療ができる病院が各都道府県に設けられています。
病院の体制と役割ですが、大きく3つに分かれます。
- 拠点病院
- ブロック拠点病院
- 中枢拠点病院
です。
1.拠点病院
平成5年に全国各地でHIV(エイズ)の治療ができる拠点病院が配置されました。この拠点病院が現在も一般的な治療機関となっています。
2.ブロック拠点病院
次に、HIV(エイズ)治療の地方格差を解消する目的で、平成9年に全国を8つのブロックに分け、8ヶ所それぞれのブロックにブロック拠点病院を設置しました。
格ブロック毎のブロック拠点病院を以下に挙げておきます。
ブロック | 病院 |
---|---|
北海道ブロック |
北海道大学病院 札幌歯科大学附属病院 旭川医科大学病院 |
東北ブロック | 仙台医療センター |
関東・甲信越ブロック |
新潟大学医歯学総合病院 新潟県立新発田病院 新潟市民病院 |
東海ブロック | 名古屋医療センター |
北陸ブロック | 石川県立中央病院 |
近畿ブロック | 大阪医療センター |
中国・四国ブロック |
広島大学病院 県立広島病院 広島市立広島市民病院 |
九州ブロック | 九州医療センター |
ブロック拠点病院は日本国内の治療格差を無くすため、各ブロック拠点病院と連携しながら拠点病院を支援していきます。
3.中枢拠点病院
患者側としては少しでも大きな専門病院に通院したい訳ですので、ブロック拠点病院が近くにあれば(近くになくても)、ついブロック拠点病院へ通院したくなってしまいます。
このような理由からブロック拠点病院への患者数が増えたことを懸念し、平成18年に格都道府県別に中枢拠点病院を設けることになりました。
中枢拠点病院は、
拠点病院以上、ブロック拠点病院未満
という位置づけになります。
拠点病院と一般病院
拠点病院があるから一般病院はHIV(エイズ)の診療・治療をしてくれないというわけではありません。
拠点病院は一般病院よりも設備や知識が整っていることは確かです。ただ、近くに信頼できる医院があればそちらの病院で治療しても構いません。
現在は治療の進歩によって、慢性合併症や高齢化が問題となっていますので、拠点病院も他科や他病院との連携を積極的に行うようになってきています。
自分の体調や症状、CD4数の状態などでどの病院へ通院するかを決めればよいと思います。
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