国内在住外国人のHIV感染と治療
都市部を中心に日本国内に在住している外国人の方がHIV(エイズ)に感染しているケースもみられます。
感染年齢は外国人の方もやはり20代後半~40代前半にかけてが最も多く、人数的には日本人の約1/10くらいとなります。(国内ですので日本人人口の方が多いのは当たり前です。)
HIV(エイズ)に感染していると入国許可が下りない国なんかもありますが、日本では特に入国規制はしていません。
元々HIV(エイズ)に感染していた方が入国し感染を広げてしまうケースもあるでしょうし、入国してから感染してしまったケースもあるでしょう。
言葉の問題が治療の弊害に
外国人の方の治療で最も弊害になるのは言葉の問題です。
病状や経過の説明などがうまく医師に伝わらないことには適切な治療が施せないからです。
言葉が通じる日本人患者であっても、HIV(エイズ)治療は困難となりますので、言葉でうまく伝えることが出来なれければ適切な処置が行えない状態に陥ってしまいます。
例え日常会話が普通に話せる外国人の方であっても、病状の説明となると日常会話とはまた違った難しさがあります。
これは私たち日本人が英語で病状を相手に伝えるのが難しいことと変わりありません。
パートナーが日本人であれば言葉の問題はさほど心配ないのですが、治療において言葉が弊害になるようであれば通訳を依頼することも検討しましょう。
医療費とソーシャルワーカー
国内在籍外国人の方のHIV(エイズ)治療の場合、医療費も弊害になることがあります。
当然、保険に加入しているかどうかで個人負担額が大きく変わってくるからです。
保険が使えない場合はすべてが自費になってしまうのため、高額な抗HIV薬の料金を支払い続けるのが難しくなってしまいます。
こんなときはビザの取得や更新、福祉制度への加入などといった手続きのサポートが必要になってくるでしょう。
ソーシャルワーカーがいる病院であればこのようなことを相談できますので相談してみるといいと思います。
外国人の方と医師とのアドヒアランス
言葉の弊害がある以上、外国人の方へ服薬や治療についての医師の説明が100%伝わってきません。
抗HIV薬についての説明はしっかり聞いておくべきです。
副作用についてや、不規則な服薬は薬剤耐性を起こす危険性があることも知っておかなければなりません。
また、治療が開始してからも気になる症状などがあれば、医師にしっかり伝えるようにする工夫が必要です。
通訳や家族・知人を介すことや、また、インターネットを使いHIVについての基礎知識を母国語サイトで学ぶといったことも必要になってくるでしょう。
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