献血でHIV検査はしてもらえるの?

HIVに感染したか不安なときに、会社で献血がありました。
献血で採血された血液は異常がないか検査されると聞きます。
感染の疑いがある行為から3ヶ月が経過していませんでしたので、管理人の場合は献血を思いとどまりましたが、管理人が献血で悩んだように、知らなければHIV検査目的で献血を受けてもいいのか悩むと思います。
今回は、HIV検査目的で献血を行った場合について説明しましょう。
献血でHIV検査は実施されるの?

献血は健康な血液を採取し、血液を必要としいる患者へ輸血されます。
輸血に使う血液に異常があれば、輸血された患者にも簡単に異常が拡大します。
従って、輸血で使用する前には、必ず血液の検査を実施することになります。
問題は、”HIV検査も実施するのか?”ということですが、HIV検査も必ず実施されます。
実施される検査内容としては、
- HIV抗体検査
- HIVウイルス遺伝子検査(NAT)
この2つです。
■ 検査内容については、以下記事を参考にしてください。
→ 遺伝子検査(NAT検査)
→ 検査方法によるウインドウピリオドの違い
HIVウイルスに感染し8週以上が経過していれば、血液中にHIVウイルスへの抗体が生成されますので、通常はまずHIV抗体検査で陽性反応が出ます。
しかし、HIVウイルス抗体が生成される時期には個人差がありますので
中には12週かかる人もいるわけです。
NAT検査も同様で、検査に必要なウイルス量が十分な数にならなければ正確な検査はできません。
特にHIV感染から4週までの間は、上記の2検査とも陽性反応が出ないことが十分に考えられます。
こういったことから、HIV検査目的で献血でを行ったとしても見逃してしまう可能性が出てくることになります。
検査結果の通知

献血でHIV検査が行われることはわかりました。
では、仮に献血でHIVの陽性反応が出たとしましょう。どのように通知されると思いますか?
実は、
血液は破棄されるものの、本人への通知は行われません。
通知しないのには意図があります。
ここで通知をしてしまうと、HIV検査目的で献血する人が確実に増加してしまうからです。
こういった献血機関の対応も立派なものだと感心します。
従って、いくらHIV検査目的で献血を行ったとしても通達が来ないので全く自分のためになりません。検査目的での献血は止めましょう。
献血のその先へ…

HIV感染を見逃してしまった血液は一体どうなるのでしょうか?
……
なにも知らない患者へ輸血され、
必然的にHIVを感染させてしまうことになります。
自分のことと置き換えて考えてみてください。
病気や事故で血液が必要となったとき、HIVウイルスが混入された血液を輸血されたらどんな気持ちになりますか?
自分が犯した軽はずみな行為の代償を抱えきれず検査機関へ行けなかったからと、罪のない一般人を巻き込むのはやめましょう。
HIV検査は必ず、保健所や病院、もしくはHIV検査キットを利用して行いようにしてください。
保健所や病院へ行く勇気が踏み出せないなら、HIV検査キットを利用してください。
誰にも知られることなく、自宅で自分でこっそりとHIV検査が可能ですから。
愛のある献血活動を広めましょう。
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