外来治療における注意点

外来治療

HIV(エイズ)に感染していても比較的症状が落ち着いている場合や、まだ免疫細胞(CD4)数が十分に多い場合は外来治療で経過を見ていくことになります。

仮に日和見感染症を発症して入院したとしても、疾患の状態と免疫細胞(CD4)数が十分に回復すれば外来治療に移行することも可能です。

日常生活が送れるため精神的な負担が少ない外来治療でも、注意点がいくつかあります。

HIV(エイズ)感染時に日和見感染症を発症していなければ、抗HIV療法を開始することになりますが、治療開始時の免疫細胞(CD4)数により治療内容が変わってきます。

  1. 免疫細胞(CD4)数が多い場合は、まだ治療を開始しない場合
  2. 免疫細胞(CD4)数は比較的多いが、治療を開始する場合
  3. 免疫細胞(CD4)数が少なく、治療開始前に合併症など他の疾患も疑わなければならない場合

1の場合

免疫細胞(CD4)数が多い場合でも本来はなるべく早く抗HIV療法を開始するべきです。

しかし生活リズムや社会的状況などから、規則正しい服薬が不可能だと判断される場合はこの段階での抗HIV療法開始を見送ることもあります。

ただ、本来は早めの治療が望ましいので、なるべくならこの段階で抗HIV療法を開始するようにしましょう。

2の場合

まだ免疫細胞(CD4)数が十分に多いため、日和見感染症や合併症の発症を心配する必要はほとんどありません。

抗HIV療法を開始すれば十分な治療結果が期待できます

病院や医師とのアドヒアランスをきちんと行い、納得した上で抗HIV療法を開始していきましょう

3の場合

免疫細胞(CD4)数が 100以下や50以下になってくると様々な日和見感染症を発症するリスクがあります。

免疫細胞(CD4)数を回復させるため1日でも早い抗HIV療法の開始が必要となりますが、抗HIV薬の飲み合わせもありますので、日和見感染症や他の合併症がないかを確認してからの治療開始となります。

■ 飲み合わせに関してはこちらの記事を参照してください。
→ 副作用と相互作用(飲み合わせ)に注意する

抗HIV療法を開始すると2週間以内に短期副作用が出やすくなります。

■ 短期副作用についてはこちらにまとめてあります。参考にしてください。
→ 副作用と相互作用(飲み合わせ)に注意する

また、治療開始から1~3ヶ月には症状の再発(免疫再構築症候群)を起こしやすくなりますのでこれにも注意します。

■ 免疫再構築症候群についてはこちらにまとめてあります。参考にしてください。
→ 症状の再発(免疫再構築症候群)

その他、脂質異常症や糖尿病、心血管疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、神経認知障害、骨関連疾患などの長期合併症にも注意していかなれればなりません。

■ 長期合併症についてはこちらにまとめてあります。参考にしてください。
→ 増加している長期合併症

注意点

外来治療だとどうしても服薬を忘れやすくなり、抗HIV療法が不規則になってしまいがちです。

しかし抗HIV薬は不規則な服薬を続けていると、HIVウイルスが薬物耐性を持ち効かなくなってしまいますのでこれは絶対に避けなければなりません。

また外来治療では日常生活を続けることができるため、就職、転職、役職の変更、結婚、妊娠など様々なイベントが待ち受けています。

もしも精神的な理由が原因で服薬が不規則になっているようなことがあれば、すぐに医師やパートナー・家族に相談して下さい。

長期の外来治療を成功させるためには、アドヒアランスが非常に重要なポイントとなってきますので、一人で悩まず積極的に相談するようにしましょう。


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